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てぶくろ tebu96.exblog.jp

手袋の魅力をお伝えしたい、てぶくろマダムのブログです。


by てぶくろ

ラトビアに行ってきました④

ラトビアの手袋を数多く触っていると、同じような手袋でも、肌触りが全然違うことに気付きます。

ガサガサ・ゴワゴワした手触りの手袋、それはラトビアの羊毛のみから作られたもの。
シェットランド・ウール、原毛に近いのでしょう。
そして、そのゴワゴワな手触りこそ、ラトビア本来の昔からある手袋とも言えます。
丈夫で、水に強い、保温性がある。

これは、数百年前の手袋です。↓
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(↑ セナ・クラ―ツ社。)
まだ、ラトビア特有の編み込み柄も生まれていません。
かなり、ガサガサした手触りで、実用性重視のものです。
多分、日本人の柔肌では、少し痛いと感じるかもしれません。

これは、現在も使用され、販売されているものです。↓
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(↑ ティネス社。)
現在、店舗で販売されているものの大半が、この手袋です。
可愛いですよね❤
ただ、この手袋でも、少しガサガサした感じがあります。

しかし、店内をくまなく探していると、柔らかな肌触りの手袋も混在しているではありませんか!
その数は、ごくわずかで、値段は他の物よりかなりお高いです。
(写真がありません、あっても多分、写真では差がわかりません^^;)

どうして、このような差が生じるのか、質問してみました。
それは、毛糸の配分によるということでした。
ニュージ―ランド・ウールを混ぜたものは柔らかいとか。


それでは・・・


ラトビア郊外にある毛糸工場を見学させていただきました♪♪
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(↑ 「Limbazu Tine」社)

この会社では、いろいろ工夫した末に、今は、ニュージーランド・ウールを70%、ラトビア・ウールを30%混ぜているとか。
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日曜日にもかかわらず、私たちを大歓迎してくださった社長にスペシャル・サンキュ❤
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(左が社長。右は通訳の方。↑)

古い機械(最初はロシア産、次にポーランド産だそう)を大事に大事にメンテナンスして、使い続けていることにも、感動いたしました。

物づくりの奥は深いです。
Commented by akicosmosA at 2014-06-16 07:42
ラトビアからお帰りなさい。(ご挨拶遅すぎですね  汗;;)
ミトンにまつわるお話も文化も普段は知らないでいましたが
てぶくろの歴史素敵ですね。模様にも編むことにも愛情が一ぱいですね。ごわっとする感じは?暖かい場所から感覚的に想像して楽しませていただいています。民芸市私もいつまでもいたいかも♪女性の素敵なこと♪お帽子もほのぼのですねえ。
大切なお仕事のあいまにてぶくろさんらしい感じるいい時間もたくさんおありだと思います。書けないわあ~なんてお話ここそっとよろしく(爆)
Commented by uransuzu at 2014-06-16 09:24
>こすもすさま
は~い、無事に帰国しました♪
ラトビアは、今もハンドメイドが主流で、一つとして同じものが無いのですよ。夢中でたくさん触りまくりました~(笑)言葉は通じなくても、女性通しで心が通じるものですね。民芸市は、もう一度行きたいです。
え?さすがこすもすさん!書けないお話し、実はいっぱいあって~(笑) 困りました、そっちの方が面白いのにね。はい、ではお会いした方だけにお話しします。^^
Commented by shinn-lily at 2014-06-16 11:40
おかえりあそばせ。お疲れ様でした。
お仕事といえば、ラトビアという国がどのように関係してくるか、記事を楽しみにしていました。楽しみにしていたのに、身内の不幸やら自分の旅やらで、やっと皆様をご訪問、まず手始めはuransuzuさんということに・・・はは、もったいぶってますね。

ニットなのですね。皮ではなかった...fumufumu
とてもかわいい、この国の方々の心が編みこまれているように感じました。
書けないお話し、聴かせて!
もしやイケメンが多かった?
わたしの訪問国、今回しっかりとイケメンチェックしてきました。
Commented by uransuzu at 2014-06-16 18:24
>lilyさま
いろいろとお忙しかったのですね。
身内の不幸?というのが気になりますが、お元気に訪韓してこられたらしいので、きっと大丈夫ですよね^^;
それにしても、反日感情の強い国々を、いつも冷静に「一人の人間」として、訪れられる勇気と知力に感嘆です。lilyさんから、教えられる情報、多いです!

ニットの編み柄や色は、やはりその国に行ってみないと、心にすっきりとしみ込まないと思います。気候風土によるものが大きいと思うので。
そして、革手袋はですね、うちの会社の方がずっといい物を作っているのを確認しましたので、これはこれで面白いかな、と(笑)

ブログに書けないこと、そう、すごく多いのですよ~❤
どうしましょう?lilyさんのイケメンチェックも聞きたいし。 
Commented by makicon at 2014-06-16 20:38 x
てぶくろさん、ラトビアでは、母娘で大変お世話になりまして、ありがとうございました。
りこさんから、このブログのことを教えてもらい、次々にアップされている旅行記、楽しく拝見しています。
ラトビアの街も、民芸市も、本当に楽しかったですね。
私は、沢山撮った写真を先ずはiPadに取り込み…。までで、日常に追われています💦



Commented by kanafr at 2014-06-17 08:08
ご挨拶が遅れてしまいましたが、てぶくろさんお帰りなさい。
ラトビア、同じヨーロッパなのに、何だかなじみがありません。
でも、てぶくろさんの旅行記でグーンと身近な国になりました。
素敵なニットの数々にウットリしました。
型崩れもなく100年経っているなんて思えないですね。凄いわぁ~。

てぶくろさんがご旅行中にエリザベス女王がフランスに来られました。ノルマンディー上陸70周年記念の為にですけど、白いスーツに黒の手袋とお洒落でしたよぉ。
Commented by kimanba at 2014-06-17 08:11
こうやって見ているとミトンの柄デザインは幅広いなぁと思いました。
指で分かれていない分どうにでも出来る自由さがあって
色もデザインもとってもおしゃれでセンスが光っています~♪
なるほど、、毛糸の材質によっていろいろなのですね。。
(と、、日本の毛糸しか知らないから少し驚きつつ)
でも かくなる上は_
思い切ってキッチンミトンとして使っても良いのではないかしら。
決して疎かに扱う気持ちではなく
毎日目にして毎日使う分がこんな素敵なデザインの分って
台所仕事も楽しくなるわ~♪___素敵な分ほど日常にです!
Commented by uransuzu at 2014-06-17 08:38
>makiconさま
わぁ、コメントありがとうございます♪
お母様お疲れ出ていませんか?とっても、明るく楽しく自立した(笑)お母様の隠れファンです!楽しかったですね♪
また、もう少し落ち着いたら、makicon先生の毛糸のスペシャリストとしてのご意見も伺いたいです❤
鍵コメで、ご連絡先を教えていただけますか?
Commented by uransuzu at 2014-06-17 08:42
>kanaさま
ラトビアは今年1月1日から、通貨もユーロになって、ヨーロッパ各地からの観光客も増えてきたそうです。そうなの、パリからだってそんなに遠くないですよね。(実は、下娘が同時期にパリ滞在でした) kanaさんも、機会がありましたら、ぜひ訪ねてみてください♪

エリザベス女王、いつもお洒落に手袋をつけていてくださって、嬉しいです。黒と白のC.J社の布手袋はよく目にします。今度は、ポップな色の手袋もいかが?な~んてご提案してみましょうか(笑)
Commented by uransuzu at 2014-06-17 08:47
>kimanbaさま
本当に見ているだけでも楽しくなる色柄ですよね。
これが、実用品として、今もなお、ラトビアの人々の手を寒さから守っているのだから、余計に感激でした。

キッチンミトンとして?
う・う~~ん、kimanbaさん、せっかくのご提案ですが、それは危険かも。水には強いけど、火には弱そうです。一気にメラメラと燃えあがっちゃうかもしれません。
それよりは、庭仕事に使う方がいいかも^^;
Commented by micci at 2014-06-17 13:18 x
次々とブログが更新されて、なかなか追いつきません~~(涙)
ラトビアお勉強させていただいてます、、、
てぶくろさんの記事を拝見していて行きたくなり、今年の
旅行、北欧あるいはバルト三国、考えたのですが、かなり
パリからは遠いわね~(あら、↑近いってあった??)
旅行者には遠いです、、、しかも北欧三国をまわるのは大変、、
でも、ミトンの図案、限りなく北欧カラーに近いですね~
先日、新聞にもありましたが、意外とヨーロッパ、いまだに
女性は家で手仕事、、、って考えが定着しているみたいね、、
それで、ニット類、レース類、刺繍類が発達してるのね、、、
一方、男子は外で狩猟ですって、、、なるほどだわ~
あるいは歌?(笑)
Commented at 2014-06-17 15:46 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by at 2014-06-17 18:48 x
ラトビアでお世話になった籠です!顔を思い出していただけましたか?わたしが物欲にあさっている中 さすが手袋さん いろんな事を学ばれていたんだなあ!とブログを読ませていただいて 
教えていただきましたよ!ブログも手袋さんの会話も ウイットがピリリときいていて楽しいです。続き楽しみにしています
Commented by uransuzu at 2014-06-17 20:58
>micciさま
まだまだ、ラトビア話題が続きますので、どうぞお付き合いくださいね♪
行ってみれば、割と近いのですよ。
ヘルシンキまで10時間、そこから1時間ですもの、ぜひ訪れてみてください。私は、バルト3国ではなく、ラトビアだけに絞って、そこに4泊しましたから楽チンでした~^^
そうそう、女性の手仕事は、いまだに生きています。レースも素敵❤ いつか、見に行きたいです❤
男性の狩猟姿、micciさんのリクエストにお答えして(笑)、次のブログにてアップいたしますね、うふふ。
Commented by uransuzu at 2014-06-17 20:59
>鍵コメ 15:46様
ありがとうございます♪
さきほど、そちらに写真などをお送りしましたので、ご覧下さいね。
では、また~~~❤
Commented by uransuzu at 2014-06-17 21:02
>籠さま
わぁい、カゴちゃんだ~♪
ラトビアではお世話になりました。
カゴちゃんの物欲(笑)には、皆さん「あきれる」を通り越して、感動すら生まれましたよ、あはは。
あぁ、ブログに書きたい!!
でね、写真をお送りしたいので、連絡先を鍵コメで教えていただけませんか?
Commented by tokidokitasu at 2014-06-18 22:33
100年前のミトン!!
残っていることにビックリです・・・
大切にされているのですね。
ウールの配合で風合いが変わるんだ・・・
面白いですね~
Commented by uransuzu at 2014-06-19 08:57
>tokidokitasuさま
ごめんなさい、これが実際に昔のままの手袋かどうかは、わかりません^^;
このショップは、資料館を兼ねていて、昔はこんな手袋でしたよ~と展示されていたものです。
大昔のものは、実に素朴ですよね、それがこんなに綺麗な色柄に変化していくのも興味深かったです。
ウールの配合は、さわって見れば納得ですよ^^
風合いや強さや、いろんなことが違いそうです。
by uransuzu | 2014-06-15 20:42 | ラトビア・手袋の旅 | Comments(18)